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2006/04/29

きょうの賛同

どうもマスコミは、ことあるごとに「物騒な世の中になった」とか「安全神話の崩壊」といったフレーズを繰り返す。おそらくニュースキャスタが安易に使っている表現なのだろう。周囲の人に聞くと、多くの人は、最近犯罪が増えている、と信じている。しかし、これは誤解だ。僕が知っているかぎりでは、そのようなデータはむしろ少ない。
 たとえば、殺人の認知件数は緩やかに低下している。最近3年ほどはほんの少し上がったが、昔よりずっと少ない。ただ、マスコミがニュースとして取り上げる件数が急増しているだけだ(この統計もある)。これは、客観的にいえば、「危機感を煽っている」といわれてもしかたがないだろう。
 社会モラルが低下している、青少年の非行が増えている、という不安を植え付けることによって、どんなメリットがあるのか。心配するにこしたことはない、というだけの考えかもしれないが、そうだとしても明らかに老婆心といえる。そういった不安の増大によって商売的に潤うスポンサがバックにいる、と勘繰られてもしかたがない状況ではないだろうか。
 少しまえは、子供を虐待する親、あるいは少年犯罪について多く取り上げた。最近では外国人の犯罪を取り上げる傾向にあるようだ。外国人自体が増えているのだから、犯罪の件数が増えるのは当たり前である。僕が子供のときには、自動車が急増した頃で、とにかく交通事故のニュースが絶えなかった(交通戦争などといった)。
 客観的なデータを提示し、冷静な報道が望まれる。もしかして、ニュースキャスタのコメントは、報道ではなく、エンタテインメントのうちである、という解釈なのだろうか。だったら、キャスタ不在のニュースが見たい、と思う。

わが師「森博嗣」氏のご託宣です。

どこまで自分の意見を言ってるキャスタがいるんだろう。

スポンサってそんなに大切?

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