きょうの布石
ニューズデー紙は、松坂と実力を比較した大リーグスカウトの談話として、『松坂は一番の投手。井川は私が見た限りでは圧倒するような実力の投手ではない。しかし、使いやすい選手なので、先発4番手投手だと思う』と実力を見切っている。
さらに、ヤンキースは井川を先発4、5番手投手として獲得すれば、ローテーション5枠がちょうど埋まることになるが、実はヤンキースはさらにFA市場の先発投手の獲得を続けるもようだ。バリー・ジト(アスレチックス)、テッド・リリー(ブルージェイズ)ら大物左腕との契約はあきらめておらず、1人でも先発補強がまとまれば、井川の先発の座は途端に窮地に追い込まれる。
ヤンキースとの駄洒落で『YAN-KEI』という見出しで井川交渉権落札を報じたニューヨークポスト紙は、『落札金と4年契約として1600-1700万ドルを加えればリリーを獲得できる金額だ。しかし落札金は課徴金制度に換算されない。ヤンキースは他の投手の獲得も狙っているが、井川の存在が保険になると感じている』と報じた。
井川への入札は、課徴金制度(ぜいたく税、チーム年俸総額が一定基準を超えた場合、税金を支払う制度)を念頭においた算段があり、とりあえずの“キープ君”だったというのだ。
また、表紙を使って最も井川交渉権獲得大きく報道したニューズデー紙の見出しは『Consolation Prize(残念賞)』。あまりにも直接的で失敬だが、『彼は松坂ではない。しかしヤンキースは25ミリオンドルで井川を落札した。井川に対する巨額の応札は野球界を驚かせた。なぜならスカウトたちはあまり彼の印象がなかったからだ』と分かりやすく説明している。
また、ニューヨーク・タイムズ紙も同様で、『値段は松坂の半分。実力も半分?』などと松坂のハズレくじだったという印象を強く与える記述になっている。
ニューヨークのメディアは辛辣で知られる。大阪の熱烈な阪神ファンの叱咤激励に鍛えられてきた井川にとっても難敵だ。仮に今は残念賞で、ハズレくじだったとしても勝負はこれから。残り物に福があるということもあり、本当にハズレかどうかはシーズンが始まってみないとわからない。
随分な言われようだけど、今の段階での低評価はこれから上がる一方な半面、
松坂は今の好評価をキープできるか下がるかしかないと思う。
そういう意味では井川は松坂に比べれば気楽にいける気がする。
マサに当たりかハズレかは試合結果で分かりますからね。
第二の王になるか、ライトになるか。それは井川自身の努力に掛かってる。
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