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2006/12/06

きょうの読了「手紙」

手紙

映画化されて「タイヨウのうた」と同じキャストだったので

ちょっと被った印象があったんだけど、勿論別物でした。

ちょっと「白夜行」の雰囲気もあったけど、そこから何とか抜け出して、

必死で「普通の」生活を送ろうとする主人公を見舞う幸福と絶望。

もし友達の兄貴が殺人犯になったら、自分はその友達とどう接するのか。

自分の娘が、殺人犯の兄を持つ男の娘と遊んでいたら。

会社の同僚だったら。メジャーデビューを目指すバンドのメンバーだったら。

自分の母親を殺した犯人の弟に会ったら。

引ったくり犯の両親が訪ねてきたら。

自分には関係ないと思っていても、もしかしたら明日どれかの立場になる可能性も

0%とは言い切れない。

「差別はね、当然なんだよ」

自分に不利益だと感じる人間を避ける。

動物としての防衛本能。

社会という秩序を守る為の方便。

被害者と加害者。そして被害者の家族と加害者の家族。

この作品の中では加害者の家族を追っているけど、

被害者の家族もまた別の不幸を背負いながら生活している。

場合によっては加害者がどういう罰を受け、どういう生活をし、

いつ出所し、いま何をしているのかも分からない、という状況も多いと聞く。

この作品が犯罪を犯そうとしている人間に一歩前で踏みとどまらせる

「枷」になってくれるのを願います。

そして一人でも直貴のような人間を作らないことを。

(それにしても映画はお笑い芸人を目指してたの?)

(由美子はもっとブスなイメージだったんだけど、まあそういうキャストでいく訳には

いかないよね。。。)

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