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2007/02/06

きょうの読了「ηなのに夢のよう」

ηなのに夢のよう 「ηはイータと読みます」

Gシリーズの第6弾となるこの作品。

今までのシリーズは5作出て、短編集を挟んでさらに5作、という流れだったんだけど、

今回は一気に6作出て、次の作品「イナイ×イナイ」はまた別みたいで、

内容的にも「転換点」となる作品なのかな?(帯参照)

シリーズが進めば進むほど感じることなんだけど、

例えばこのGシリーズから森作品を読み始めた人はどれくらい「理解」をしているのか。

確かに一つの作品としての謎ときも楽しみのひとつだけど、

このシリーズは特に所謂「解決」というものがない。

本作なんか結局真相は全く明らかにされない。

でも最初のシリーズから読んでいる者にとっては、本当に大事な作品だと思う。

主人公のひとりである「西之園萌絵」が長い間封印していた過去の惨劇の実際。

その背後に見え隠れする「四季」の存在。

そして「東馬」との別離。

まるで自分の役割が終ったのを悟ったかのような最後。

(以前イタリア旅行をしたときに通りすがりの人にむりやりつけられたミサンガが、

帰国して家に帰った途端に切れたのを思い出した。)

いろんなことに決着がついた今作だけど、でもまだまだ先があるのは

もどかしくもあり、たのしみでもあり。

「ラブちゃん」と「金子勇二」の決着にもホッとして思わずこちらも笑顔になる。

犀川先生もなかなかロマンチストになってきて。

次作では萌絵はもう東京に住んでるのかな?W大ってもしかして母校?

結局諏訪野との二人暮らしは変わらないみたいだけど、

犀川先生も付いてきちゃったりして。

「じゃあね、出しておくよ」

「え、何をです?」

「月を」

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