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2008/08/23

きょうの読了「容疑者Xの献身」

容疑者Xの献身 (文春文庫 ひ 13-7)

途中までは読者に全てを晒しているかに見せかけて、

全く思いもよらない結末を提示する。

当たり前ではあるが、だからこそ引っかかる。

「幾何の問題にみせかけて、じつは関数の問題」

それがそこかしこに散りばめられて、彼さえいなければそれは

何事もなく達成されていた。

でもひとつの郵便物がかつての同窓生を結び付けてしまう。

「数学者」

その頭脳さえあれば全てをそこで展開できる。

腕も足も必要ない。

それが幸福なことなのか、凡人には理解できないが、

そんな彼が出会ってしまったのが彼女。

それほどの思いを持てる相手が見つかったことが「救い」だったのか、

「堕落」だったのか、今はだれにも分からないだろうが、

それほどの思いを持たれた身にとってはそれに甘えるだけなんて

逆にできない、というところまでは「計算」できなかったのか。

金メダルを取る、と見せかけて、彼は何を提示したかったのか。

これも彼にしか、否、彼にも分からないのかもしれない。

(堤真一じゃカッコよすぎるっていう判断は映画化に当たっては成されないんだよね。

そこが「切欠」になってる、っていう設定はどう表現してるのか?)

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