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2008/10/22

きょうの読了「そして、警官は奔る」

そして、警官は奔る (講談社文庫 た 101-3)

何故「敬礼」に涙腺が引っかかるのか。

受礼者に向かって姿勢を正し、右手を上げ、指を接して伸ばし、ひとさし指と中指とを帽子の前ひさしの右端(制帽を着用している婦人警察官にあつては、つばの前部の右端)に当て、たなごころを少し外方に向け、ひじを肩の方向にほぼその高さに上げ、受礼者に注目して行う。刑事ドラマで、しばしば登場人物の刑事が私服無帽ながらこれを行なうシーンが登場するが、日本の警察礼式においては、厳密には誤り。by wikipedia

「ケイゾク」然り、「踊る~」然り。

なぜかその場面を見ると自然と「グッと」きてしまう。

今回のラストも思わず、電車の中で。

本作こそ「それでも、」じゃないかと思うんだけど、

なぜ「そして、」なのかな?

武本・潮崎コンビに、本作ではさらに和田、小菅の「冷血」「温情」刑事と

どこまで伽羅を生み出すのかと思ったら、

最後には24のニーナ以来の裏切り。

単純に「正義と悪」と色づけられない世の中ではあるけど、

ここまで法と秩序がズタズタに堕ちた時代、

何を信じて生きていけばいいのか。

法律とは悪意を持った人間がその「隙間」をつく為にあるのでは、

と思わせるほど、実際の生活からかけ離れ、

時には足枷にさえなる存在なのか。

誰も困らなくても、人の為になっていても、

法律に違反しているから罰する。

4人の警官それぞれが苦闘し、苦悶し、結局答えは見出せない。

「それでも、」自分にできる事を探し、実行し、それから後悔し、

「そして、」奔るのか。

潮崎には室井氏の二の舞にはなって欲しくない。

どんな「上」になってくれるのか、楽しみです。

<追記>

お互いを尊敬しあっている者同士がするから、

その思いが伝わるのだと思います。

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