« きょうの違和感 | トップページ | きょうの採点 »

2008/11/02

きょうの読了「魔王」

魔王 (講談社文庫 い 111-2)

最近ドラマでやってた「魔王」とは関係ないみたい。

初めて読んだ伊坂作品だけど、ちょっと考えさせられ、不思議な感覚に捕われる。

「魔王」と「呼吸」の二連作となるんだけど、「魔王」がいきなり終わって、

「えっ、これで終わり?」と思ったら「呼吸」に繋がってはいたんだけど

でも「魔王」の謎は未解決のままだし、「呼吸」も微妙なところで終わってるし。

でも何故か読後感はすっきりしてるんだよね。

これってどういうジャンルに分けるんだろう。

ある意味ミステリーではあるけど、本来の定義からすると違うと思うし、

啓発本といえなくもないし。

ちょっと「HEROES」を連想もした本作。

相手の中に入り込んで思ったことを相手に喋らせる自称「腹話術」を操る兄。

そして10分の1の確率までならなんでも当てられる「予知能力」?を持つ弟。

さらに影で首相を「見守ってる」のか?マスター。

今の政治状況、世相、といったことがどんぴしゃで書かれてるんだけど、

解説にもあるとおり本作が書かれたのが

「魔王」が04年12月、「呼吸」が05年7月。

小泉郵政内閣が異常な盛り上がりを見せた時期。

それが失敗だったと分かった今、でも何も変わりそうにない日本社会。

選挙に行っても自分の一票なんて何にもならない、

と思わせることが為政者の思う壺、と分かっててもやっぱり投票しない日本人。

(そして兄と弟とその彼女、って取り合わせが

ちょっと誰かさんのことを思い出しちゃうのは気のせい?)

次にあるであろう衆議院議員選挙。

ちょっと真剣に考えてみますか。

(っていいながらいつになったら解散するのか。CMで国民に視線を送らない

誰かさんは始めから信じてないけど、今の日本に「犬養」はいるのか?)

魔王 1―JUVENILE REMIX (1) (少年サンデーコミックス)

こんなのもあったの?読みたくなってきた。

|
|

« きょうの違和感 | トップページ | きょうの採点 »

「読了」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/84257/24959219

この記事へのトラックバック一覧です: きょうの読了「魔王」:

« きょうの違和感 | トップページ | きょうの採点 »